
はじめまして。私は色彩心理学の研究に25年を費やしました。
それでもまだなお、私の心を魅了し続けているのがこの色彩心理学の世界です。
世界で初めて、私は色彩心理学博士号という恐れ多い栄誉をいただきました。
それは多くの方々のあたたかい支援やご縁があってこそのことです。
中でも、偉大な先人たちが文献を残し、私の背中を押し続けてくれました。
このことは私を常に励まし、感謝の思いが尽きることはありません。
私たちは「人間」として生きているというのに、その「人間」についてあまりにも知りません。
もし私たちが、自分のことを深く知っていたとしたら、戦争・犯罪・災害、それを含めた社会や経済は今とは違ったものになるでしょう。
「自我」の満足を追いかけることで手にいれた科学の勝利の結果、
私たちは原発の問題をはじめ、社会全体に対して強い恐れと拭えない不安を抱くようになりました。
そして、それが長く忘れ去られてきた人間の「魂の問題」であると考えている人は、ほとんどいないだろうと思います。
私たちは心の育て方を知りません。
ソクラテスが「人生とは、魂の世話をすることである」と述べたように、
心理学という学問の使命は、「魂の世話をする」という課題に取り組むことであると考えます。
そして色彩心理学も、その道を歩む学問です。
私たちひとりひとりの魂が日々紡いでいる「私」の物語を「色彩」の手を借りて、「物語る」ことができます。
奏で、交わり、響きあうことができます。
人間と色彩は常に互い呼び求めあい、響きあっています。
すべての自然は色彩に満たされ、色彩世界は、鉱物、植物、動物、人間の本質と深く結びついています。
私たちはこのような色彩と交流することで、私たちは私たちの本質(魂)に触れ、感じることができます。
私たちは今こそ、心を育て、私の命の根とつながる時なのです。
世界のめまぐるしい動きの中で、
今後私たちはひとりひとりが自分で決定しなければならない重大な局面に直面することになるかもしれません。
私たちが、自分自身を信頼し、自分で判断できる自律的な個人へと成長しなければなりません。
色彩心理学の学びは、少なくとも、それを助けてくれます。
ぜひ、神戸の地へ学びにいらしてください。
日本色彩心理学研究所所長 高橋佳子